物件探しの前にすることは?
まずは条件を決めないことには、スムーズにはいきません。自分の収入や支出のプラン、その地域の物価や家賃の相場などを考慮して決定しましょう。
物件を下見する時のポイントは?
紙面にはない情報(例えば付近の環境、日射条件、騒音、人通り、最寄のコンビニ・バス停など)を自分の目で確認しましょう。水回りの清潔さ、天井の高さ、窓の高さ、向き、照明器具の有無などのチェックを忘れずに。
書類・諸費用など必要なものは?
お部屋が決まったら、賃貸契約を結ぶための書類や費用を用意します。契約には必ず連帯保証人が必要です。不明な点は、不動産会社に問い合わせましょう。
※契約時に必要な書類など
印鑑
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契約書の数ヵ所に押印が必要。実印か認印か確認しておくこと。 |
住民票
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契約現時点での住所を証明するもの。物件によっては同居人の書類も必要。 |
印鑑登録証明書 |
押印した印鑑が本人のものであることを証明するもので、契約書に実印を使用する場合に必要。市町村区役所での登録に時間がかかる場合もあるので余裕を持って証明書の請求を用意する。 |
免許証のコピー |
身分証明書として必要。なければパスポートなどでも代用できる。 |
連帯保証人と実印 |
万が一、借主が家賃支払い不可能となった場合などに連帯責任を負う。貸主の要求に応じて、住民票住民票、印鑑登録証明書、源泉徴収票などを提出する。 |
契約時、気をつけるポイントは?
特に初めての方は、緊張するかもしれません。不明な点・曖昧な点は遠慮せず質問しましょう。何かあったとき、契約書に署名・捺印してからでは遅いのです。説明を省略して契約を急ぐような不動産会社はトラブルの元ですので気をつけましょう。
入居の際に、注意するポイントは?
退去時のトラブルを避けるため、入居時の床のキズなどをチェックしましょう。
(写真を撮っておけば完璧です。)
引越し当日あわてないように、おおまかな部屋のレイアウトを考えておくとよいでしょう。(2階以上の方は、下の階の方それから隣の部屋の方へ一言あいさつしておきましょう。)念のため、ガス・水道・電気の連絡先を控えておきましょう。
賃貸住宅を借りている場合、いちばんトラブルに陥るのが、退去時の問題です。
建物を出るとき、いかに原状回復するか、また、原状回復とは何かという点でいちばん問題になります。
これらについて、国土交通省では、一般的な基準としてガイドラインをまとめております。ガイドラインはその使用を強制するものではなく、契約内容、物件の使用状況等により、個別に判断、決定されるべきものです。
ガイドラインのポイント
・原状回復は、借主が借りた当時の状態に戻すことではない。
・実務上、トラブルとなりやすいと考えられる事例について、判断基準をブレ-クダウン(具体化)し、借主、貸主の負担割合を考慮する上で参考となるようにした。
・借主の負担について、建物・設備等の経過年数を考慮することとし、経過年数に応じて負担する考え方を採用した。
原状回復義務とは
借主の居住、使用により発生した建物価値の減少のうち、借主の故意・過失、善管注意義務違反、その他カビ、たばこのニコチンによる汚れ等による損耗等を復旧すること。